「日日漠弾トンコトン子」感想

 04 09, 2013
新潮 2013年 05月号 [雑誌]

「新潮」2013年5月号に、笙野頼子「日日漠弾トンコトン子」が掲載されています。
早くも馬場秀和ブログにあらすじと感想がアップです。
『日日漠弾トンコトン子(新潮2013年5月号掲載)』(笙野頼子):馬場秀和ブログ
メイニチムイカの話は『一、ニ、三、死、今日を生きよう!―成田参拝』p93にありましたね。

本作は『母の発達、永遠に/猫トイレット荒神』の「母のぴぴぷぺぽぽ」p41と後書きで書かれていた「完璧なトン子ちゃん」が登場。

「島根の友達パンダが好きでさとうとう上野に引っ越したわ」、「ほれは、……えらいお元気な、お友達ですな」

とわたい・あんたさんの対話から始まり、夢に出た通りすがり神との対話、「トンコ節」らっちゃちゃ、昔聞いた落語の言い方の語り、そしていつもの自己語りへと、たった12ページで語り方がくるくる変わる。ついていくだけで精一杯、目が回ります。内容を把握するのに三回読み返しました。

あらすじは去年家の近くでばったりアメリカンショートヘア系野良猫と出会い、トン子だ!保護する?どうする?と思ってる内に、トン子は首輪を着けてすっかり飼い猫化してました、野良猫と思ったのは勘違いだったかもという話。

トン子ちゃんの猫美顔は韓流ドラマ「イ・サン」のパク・テス役イ・ジョンスに似ているそう。
こんな感じのお顔なのかな?アメショっす! 6回目の猫との引越し

一方で、トン子騒動の間に笙野さん体調悪化、「全身ずきずき」で「立ち上がるのにも二十分かかる」となって、病院でCT検査入院しろと言われたものの、通院しながら治療中とか。

今日は生きてる。で?今日はあと何時間あるの?

と死ぬかもしれないと不安げ。

命拾いしたの?その代償に持病って何それ?

それはこっちの台詞、持病って何それ!
いや、最新刊の年内発売が年明け2月末になり、ひょうすべ新作が「文藝」4月号になく、何か変だと思っていたんです。ああ、ご病気でしたか。何卒ご自愛ください。

よいニュースも。
電子書籍が十冊以上出るそうです!
著作30冊近くある中3冊しか電書化してなかったので嬉しいです!
でも書き下ろしなくて残念とか二度といいませんから、無理なさらないでくださいね。仕事はほどほどに。

本編にでてくる「トンコ節」YouTubeにありました。
歌詞はこちらを参照:トンコ節『名曲百選』

あと冒頭のパンダ好きさんでファンサイト会長を思い出しました。
白と黒の報告書 第1回 | 季刊レポ

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